2025年度応用統計学会年会を,2025年5月17日(土)に現地会場とZoom Webinarによるハイブリッド形式で開催いたします.また,16日(金)午後に,同様の開催形式でチュートリアルセミナーを開催,さらに5月15日(木)及び5月16日(金)午前には日本計量生物学会年会が開催となります.
一般講演の募集に加えて,ポスターセッションでの発表も広く募集します.また本年度も学生による一般講演において表彰いたします.会員のみなさまの積極的なご参加をお願い致します.
また,今回は富山県と富山市から助成を受ける手続きのため,現地参加を是非ご検討ください.参加者におかれましては,本申請の手続き上,氏名と居住都道府県名を富山県と富山市に提出することについて,予めご了承いただければと思います.
会員種別 | 年会 | チュートリアル |
---|---|---|
本学会員 | 4,000円 | 2,000円 |
日本計量生物学会員 | 4,000円 | 2,000円 |
非会員 | 6,000円 | 4,000円 |
学生 (会員,非会員とも) | 1,500円 | 1,000円 |
※ 参加登録および支払いが完了された方は,年会前日より特設ポータルサイト内にてZoom のURLの確認および予稿集PDFのダウンロードが可能になります.別途費用がかかりますが,紙媒体の予稿集が必要な場合には申し込み時にお申し出ください.申込みは4月25日(金)までに事前登録及びお支払いをお願いいたします.それ以降のお申し込みは講演日以降に講演集が届きます.
銀行振込先やオンラインクレジットカード決済については申込完了後のポータルにて掲示いたします。支払いが確認できた方には、順次メールにて領収書をお送りします。銀行振込期限以降のお支払いはオンラインクレジット決済に限らせていただきます。
※非会員の方が参加申込受付時に学会へ入会いただく場合は、会員参加として受付をします。入会については応用統計学会HP(https://www.applstat.gr.jp/admission/)をご覧ください。
日時:2025年5月17日(土)
① 今泉 允聡(東京⼤学)「⼤⾃由度モデルのための新しい⾼次元統計とニューラルネットワーク理論」
② 鈴⽊ ⼤慈(東京⼤学)「事後学習およびテスト時推論の理論と⽅法論」
参加登録後の参加者用ポータルよりお申し込みください。お支払前でも発表申し込みが可能です。
発表申し込み時に、一般講演またはポスター発表のどちらをご希望されるかお申し出ください。
なお、今年度もポスター発表に加え,学生による一般講演においても表彰を行うこととなりました(下記参照)。各賞の詳細については応用統計学会HPをご覧ください。
ポスターセッションでの講演は,応用統計学会 優秀ポスター発表賞の表彰対象となります.発表者が発表時に35歳以下で応用統計学会の会員であることが条件です.ただし,現在非会員であっても,発表当日までに入会手続きを済ませた方も対象となります.優秀ポスター発表賞へのエントリーを希望する方は,講演申込時にその旨選択してください.
学生が登壇者となって行う一般講演(口頭発表)は,応用統計学会 最優秀発表賞・優秀発表賞の表彰対象となります.発表時に応用統計学会の学生会員または学生の身分を有する正会員であることが条件です.ただし,現在非会員であっても,発表当日までに入会手続きを済ませた方も対象となります.最優秀発表賞・優秀発表賞へのエントリーを希望する方は,講演申込時にその旨選択してください.
発表申し込み締切:2025年3月14日(金)
予稿原稿締切:2025年4月4日(金)
日時:2025年5月16日(金)午後
テーマ:一般化ランダムフォレストの理論と因果効果推定への応用
オーガナイザー:坂巻 顕太郎(順天堂大学),川口 淳(佐賀大学)
内容:
木構造を用いたデータの分析(決定木・回帰木)は可視性と解釈容易性の観点から広く利用されている手法である.また,決定木を弱学習機とするランダムフォレストは,Breiman (2001) で提案されて以来,分野を問わず予測・判別タスクにおいて広く利用され,高い精度を示してきた.近年,causal forestが Athey and Wager (2019) 提案され,一致性と漸近正規性が示されたことにより,統計的因果推論の分野でランダムフォレストは高い注目を集めている.本チュートリアルでは,まず一致性や漸近正規性を持つランダムフォレストがどのような理論的背景のもとで構成されるのかについて説明する.次に,ランダムフォレストを用いて局所推定方程式によって定義されるパラメータ推定の手法である,Generalized random forest (GRF) について事例を交えつつ解説し,GRFの因果効果推定への応用であるcausal forestや,causal survival forest (Cui, 2023) などについても説明する.時間が許せば,変数重要度の理論的な背景についても解説する予定である.
※ チュートリアルセミナーは日本計量生物学会との合同主催で実施され,年会は日本計量生物学会の後援で行われます.